<山形大>20年後の快適な住まい体感して


河北新報 11/11(金) 

 有機EL照明や発電、体調管理システムなど有機エレクトロニクス技術を随所に配置した山形大の実証実験施設「スマート未来ハウス」が、米沢市の米沢オフィス・アルカディアで一般公開されている。20年後の快適な住空間を想定、提案するモデル住宅。宿泊体験を実施する計画もあり、利用者の声を将来の製品化に役立てていく。



 ハウスは木造一部鉄筋2階で、延べ床面積約230平方メートル。全室に有機EL照明を備える。居間とダイニングの窓にはステンドグラスのように薄い有機太陽電池を装着し、発電している。

 寝室には、遠隔地にいる医師から体調チェックを受けられる有機トランジスタセンサーシステムを配備した。快適な眠りに関し、山形大とパラマウントベッドが共同研究を進めており、12月に実証実験を行う。

 ダイニングではハーブの苗を有機EL照明で栽培。冷蔵庫内の在庫の鮮度を判別し、お薦め調理メニューを電子表示するシステムの開発にも取り組む。

 施設は昨年10月に開館した。総工費は約1億4700万円。今年7月から一般公開され、9月末までに県内を中心に約200人が見学に訪れた。山形大の担当者は「近未来の居住空間を体感してほしい」と話す。

 公開日は原則金曜で要予約。連絡先は山形大COI研究推進機構0238(26)3585。