2022年でのApple向けOLEDパネルの出荷量予想


2022年6月23日 UBIリサーチ

 

・現在のスマートフォン市場は停滞しているが、AppleはiPhoneでOLEDパネルの使用量を増やし、高付加価値化を加速している。

・予想される2022年のAppleのOLEDパネル購入量は2.1億台で、モデル数はiPhone14が4種、iPhone13が4種、iPhone12は3種である。

・パネルメーカー別の2022年での予想供給量はサムスンディスプレイが1.37億台で、LGディスプレイは5300万台、BOEは2000千万台である。

 

・モデル別予想出荷量を分析してみると、現在発売中のiPhone 13が1億台の48%で、下半期モデルであるiPhone14が9320万台として44%、以前モデルであるiPhone12は1570万台として8%である。

 

・ AppleのiPhoneは高価格モデルにLTPO TFTを使用している。 2022年の予想OLED購入量をTFT別に分析してみると、LTPS TFTが1.03億台として49%、LTPOTFTが1.07億台として51%である。 LTPO TFTを採用したOLEDシェアが少し高いと予想される。

・パネルメーカー別TFT別予想供給量を見ると、サムスンディスプレイはLTPO TFTが8950万台として高価格モデルに集中しており、LGディスプレイはLTPSモデルがLTPOモデルより2倍程度も、BOEはLTPSモデルのみ供給する予定である。

 

・ 2022年に供給されるOLEDサイズを見ると、6.06インチモデルが7770万台として37%で最も多く、次は6.69インチモデルとして27%の5680万台である。