【CES 2020】フォルダブル次は「スライドフォン」...サムスン、CESでプライベート公開


2020.01.06 ET News

 

「フォルダブルフォンの次は、スライドフォン」

 

サムスンディスプレイがフォルダブル有機EL(OLED)パネルを商品化したのに続いて、次世代スマートフォン向けディスプレイで「スライド」を出す。パネルが機器の中に巻き込まれているがボタンを押すと、画面が滑るように外出て画面全体が大きくなる。フォルダブルに続き、スマートフォンフォームファクタ革新を起こす新技術なので関心が集中される。

 

6日、業界によると、サムスンディスプレイは7日(現地時間)、米国ラスベガスで開催される世界最大の国際家電見本市CES 2020でプライベート(プライベート)のブースを設け、スライドパネルを限られた主な顧客に公開する予定である。

 

スライドスマートフォンは必要なときにボタンを押すと、画面が横または上に移動して大きくなる。たとえば、6インチの画面を利用している途中のボタンを押すと、8インチに大きくなる。海外では、この技術を「スライド」または「イクスペンドブル」とも呼ばれる。サムスン内部ではまだ正式用語を採用していない。

 

過去のスライドの形のフィーチャーフォンは機器をスライドさせて上げると、画面のボタンの間の段差があった。一方、サムスンディスプレイが開発したスライドパネルは、ボタンを押すと、画面が自然に大きくなったり小さくなるのが特徴である。

 

ディスプレイパネルが機器の中にあるが静かに外に出てくる形で設計したのが重要だ。ローラーブルTVのよう別のモーターに巻かれている形ではなく、本体内部を丸く包んだ形で隠されているが外に取り出される方式であることが分かった。

 

パネルはポリイミド(PI)を適用した。画面が動く性質上、超新グラス(UTG)を適用することは困難と思われる。

 

既存のフォルダブルポンが折る部分に微細な跡が残る限界があった場合、スライドフォンは、きれいな画面をそのまま楽しみながら、より大きなディスプレイを利用することができていることが強みである。

 

サムスン電子も、次世代スライドフォン技術を着実に研究開発(R&D)しているものと思われる。

 

サムスン電子は、2018年12月フレキシブルディスプレイとスライドフォン構造を結合した形態の特許を出願した。スライドを上げれば、スマートフォン内のディスプレイが表示され、画面全体が大きくなる仕組みだ。

 

業界関係者は、「UTGを適用したフォルダブルパネルの場合カバーガラスは、折られた跡が残っていないが、パネル自体に折れが微細に残ることができ、バータイプのスマートフォンのように完全にクリーンな画面を実現するのは難しい」としながら「スライドフォンは、この同じ限界を克服することができる次世代の技術」と説明した。

 

サムスンディスプレイがスライドパネルをいつ商品化するかはまだ不透明だ。まだ、R&Dレベルであり、フォルダブルポン市場が今まさに開かれているからである。2〜3年後には、商用化の時期を見計らっできるレベルに技術が達するというのが業界の見方だ。