CYNORA、OLED Korea Conferenceにて、外部量子効率を24%も向上したTADF青色材料を発表予定


2017年 2月 24日 UBIリサーチ

 

CYNORAは、UBIリサーチが主催する第3回OLED Korea Conferenceで最新の青色TADF(Thermally Activated Delayed Fluorescence)発光材料の研究結果について発表する予定である。CYNORAは、TADF材料と関連し、数年間活発な研究を進めてきた代表的な企業として、OLEDディスプレイの性能改善の最大の課題である青色発光材料開発に重点を置いている。CYNORAは、報道資料を通して、CYNORAの青色TADFを適用すれば、パネル製造会社は消費電力が減少して、解像度が向上されたOLEDディスプレイを生産できると述べた。

 

CYNORAのCMOであるDr Andreas Haldiは、第3回OLED Korea Conferenceで、「Better Materials for Better Performance」セッションを通して、TADFエミッタの最新の研究結果について発表する予定である。Andreas Haldiは、24%の外部量子効率(external quantum efficiency)の改善と1,000時間の寿命(LT80)を持つsky-blue材料が適用され、性能が向上されたOLEDデバイスを発表する予定で、これまで報告された青色TADF技術の効率と寿命で、それぞれで最も優れた性能である。また、今年末に予定されている青色TADF材料の商用化についての詳しい内容を発表する予定である。

 

UBIリサーチは、最近、OLED発光市場が急激に成長しており、2017年には約980百万ドルに達するだろうと展望した。また、CYNORAは、AppleがOLEDディスプレイを適用する時、高性能を持ったOLEDパネルの需要は大幅に増加するものと予測しながら、これに対応してパネル製造会社は、製品の競争で有利な位置を占めるため、高効率の青色発光の適用に拍車をかけていることを明らかにした。