LGディスプレイ、カカオモビリティと協力し、透明OLEDを使ったスマート駐車場を構築


2021年9月13日 UBIリサーチ

 

LGディスプレイ(代表取締役社長ジョンホヨウン)がカカオモビリティ(代表取締役類グンソン)と提携して、透明OLEDにスマート駐車場の構築に乗り出す。

 

LGディスプレイは韓国を代表するモビリティプラットフォーム企業であるカカオモビリティが「カカオT駐車」のサービスを介して操業している、ソウルのCOEX駐車場にインテリア用55インチ透明OLEDを供給したと12日、明らかにした。

 

透明OLEDは、駐車場と店舗を結ぶ主要ドアの6か所に設置された。既存の窓ガラスにパネルを取り付けてスペースを節約しつつ、鮮明な画質と優れた開放感に、まるでガラスがディスプレイであるのと同じ効果を出す。

 

訪問者は、透明な画面を介し、カカオモビリティブランドの映像を活用した画面などの新鮮な見どころを体験できる。

 

また、「カカオT駐車」利用情報と、顧客参加型広告などの駐車場インフォテインメントシステムのためのデジタルサイネージ用の55インチOLEDパネルも一緒に供給した。

 

今回の供給はカカオモビリティがコエックスを都心のスマートモビリティ拠点として育成しているだけに、先端ディスプレイで差別化された駐車場のサービス体験を提供することである。コエックスは年間4,000万人が訪れる代表的ランドマーク、駐車施設も国内ビルの中で最大規模だ。

 

一方、LGディスプレイは透明度40%の55インチの透明OLEDを2019年から商用化した。透明OLEDはバックライトなしで画素自ら光を出して透明度が高く、薄くて軽いデザイン実装が可能である。店頭ショーウィンドウ、サイネージ、鉄道部屋の窓などに適用されており、今後、自律走行車、航空機、インテリアなど様々な分野での拡大を進めている。

 

LGディスプレイの透明Taskのチョ・ミンウ担当は「透明OLEDの革新的な空間デザインと差別化された情報伝達方式を継続創出していく」と述べた。

 

カカオモビリティカーのオーナーインフラ事業チームチェユンギュ理事は「LGディスプレイのOLEDで大規模なデジタルサイネージはもちろん、利用者の利益を提供するコンテンツの連携も可能となり、駐車場サービスと別の技術革新を遂げると期待している」と述べた。

 

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