LGディスプレイ、有機EL照明事業は車載向けに注力、一般照明向けは縮小


2019.04.14 ET News

 

LGディスプレーが最近に、一般照明向けの有機EL(OLED)照明製品群を縮小して、車両用OLED照明の割合を拡大した。車載用OLED事業への対応を高める雰囲気である。

 

14日、業界によると、LGディスプレーは、最近照明用OLEDブランド「ルフレックス」製品群を減らし、自動車用OLED照明の割合を増やす形でライン生産計画を調整した。

 

LGディスプレーは第5世代規格(1100×1250㎜)のP5工場で照明用OLEDパネルを生産している。同社は最近、一般OLED照明の生産比重を減らし車向けOLED照明の割合を増やすことにした。本格的に車両用OLEDパネルの生産に突入しながら、照明製品群も増やしている。一般向けのOLED照明は、製品ラインナップを縮小して、生産効率化を図った。

 

業界関係者は、「一般的向けOLED照明製品のラインアップを減らし、車載OLED照明の生産比重を高めることにした」とし「車載OLEDディスプレイを本格生産し、同時に自動車向けのOLED照明の供給を加速し、普及が伸びない一般向けのOLED照明はファミリーを減らすこと」と説明した。

 

OLED照明は蛍光灯やLEDなどの一般照明とは異なり、自由なデザインで実装することができ、自然光に近いのが強みだ。しかし、LED照明の価格があまりにも安くて、OLED照明は期待よりも、市場に普及していなかった。 

 

現在は学習照明スタンドの場合OLEDスタンドが10万ウォン台後半から30万ウォン台である。一方、LEDスタンドは、主に2万〜5万ウォン台に分布しており、価格差が大きい。一般照明市場にLEDが最初にリリースされた時、プレミアムライトとして一般蛍光灯と相当な価格差があった。しかし価格が急速に下落し、一般大衆向けの市場を獲得し、OLED照明とかなりの価格差を形成した。

 

LGディスプレーは2017年12月、別のOLED照明ブランドを発売して事業拡大を狙ったが、このような価格差を克服できず、事業拡大が容易でなかったものと思われる。いくつかのプレミアムストアを中心に納品したが、事業規模を当初の期待ほど育てることに困難を経験したとみられる。

 

一方、自動車用OLEDは今年の下半期から生産を開始するなど、本格的に売上の発生が期待されている。既に液晶(LCD)製品に代わって、ダイムラーベンツ、BMWなどの国内外の有数の自動車メーカーと電装企業を顧客に確保した。先進のデザインと機能を必要とするいくつかの海外大手メーカーがOLEDを相次いで採用して、その生産を準備している。 

 

LGディスプレーは、車両内部のデザインの革新のためのOLEDディスプレイパネルだけでなく、車のテールランプや室内灯の用途に同時にOLED照明を供給し、自動車市場でOLED照明を拡大する計画である。