SKCコーロンPI、「PIワニス」事業開始... 「第2四半期の量産供給」


2019.03.13 ET NEWS

 

SKCコーロンPIは、約100億ウォンを投資し、第2四半期から量産製品を供給する13日明らかにした。 

 

PIワニスは液状ポリイミドを意味する。ポリイミドは、耐熱性、耐久性、不燃性などを備えたスーパーエンジニアリングプラスチックである。PIワニスは、半導体、絶縁用途、ディスプレイパネルのガラス基板の代替用途、電気自動車のモーターの絶縁被覆用途など応用先が多様である。 

 

SKCコーロンPIは、これまでPIをフィルム状製品の製造では世界1位であったが、今回は液状ポリイミドを供給する事業に新たに参入する。SKCコーロンPIは、第2四半期中に半導体用PIワニスを量産し、供給する。 同社の関係者は、「半導体用PIワニスは、半導体の表面に保護膜を形成し、外部環境から半導体機能を維持する役割」と「最も高いレベルの技術が要求される分野」と伝えた。 

 

半導体をはじめとディスプレイと電気自動車のモーター用に事業を拡大する計画だ。ディスプレイでは、韓国・中国・台湾の多数の企業でサンプルの評価と認証作業を進めていると説明した。また、電気自動車は、優れた耐熱特性を前面に出して成長戦略を展開する計画だと付け加えた。 同社の関係者は、「PIフィルム「ファーストムーバー」の位置を強固にし、ワニスだけでなく、PIパウダー(粉末)、PIヤン(糸)、PIフォーム(発泡体)など、様々な形態のポリイミド派生製品を作る専門素材企業に成長するが目標」と伝えた。