SKCコーロンPI、スマートフォン発熱事故の恩恵で、第1四半期は最大の売上高に


2017年04月24日 ニュス pim

 

SKCコーロンPI(SKC코오롱PI)がスマートフォンの発熱事故後、中国での放熱シートの販売の成長が続き、第1四半期に四半期ベース最大の実績を記録した。

 

SKCコーロンPIは24日、汝矣島ハンファ投資証券で開かれた企業説明会で、第1四半期の売上高は481億ウォンで過去最大の実績を達成したと発表した。前年同期比30%増の水準である。営業利益は第1四半期比で67%増加した126億ウォンを記録し、当期純利益は78%増の84億ウォンと集計された。

 

SKCコーロンPIは「中国市場を中心に海外販売が安定的に拡大しており、昨年8月に稼動を開始した3号機の生産性が向上され、歴代で最大販売と最大の売上高の達成が可能だった」と説明した。

 

昨年ギャラクシーノート7の発火事故に基づいて、モバイル市場での発熱、放熱問題が続いている点も好調の原因である。

 

PIフィルム(ポリイミドフィルム)を基にした放熱シートは、一般的なPIより10倍ほど高いが、安全上の問題などで需要が増加しているという説明である。

 

既存事業支配力を強化すると同時に、事業の多角化を介して、より多くの顧客を確保するというビジョンも提示した。

 

SKCコーロンPIは「現在のモバイル機器を中心としてフィルムが使用されているが、IT機器全般に使用が拡大されるようにするために集中している」とし「自動車などにも使われることができ、用途開発を研究中だ」と述べた。 この他にもフレキシブルディスプレイ用PIなど新事業を発掘するという方針である。