ギャラクシーS8 の有機ELディスプレイには、新しい有機EL材料セットのM8が採用される


2016.10.24  ET News

 

ギャラクシーS8 OLEDディスプレ来年初めに発売されるサムスン電子のギャラクシーS8(仮称)OLEDディスプレイに新しい素材が採用される見込みである。ギャラクシーS8は4K解像度、ホームボタンをなくした前面ディスプレイなどが予想される。

 

24日、業界によると、サムスンディスプレイはギャラクシーS8 OLEDディスプレイ材料の構成に開発コード名`M8`を採用することにした。ギャラクシーS6 OLEDパネルの素材構成はM7だった。M7は、今年上半期に発売したギャラクシーS7に続き、下半期ギャラクシーノート7にも使用された。

 

M8では、発光材料の変化が予想される。赤色は、韓国のUKSAN Neoluxが米国のダウケミカルを抜いてメインプロバイダになるものと見られる。ダウケミカルは、M7の赤色ホストを供給している。

 

M8グリーンホストには、サムスンSDIが脱落して日本の新日鉄住金化学(NSSMC)が選定されるものと見られる。複数の業界関係者は、「M8グリーンホストでの脱落が、サムスンSDIのOLED材料事業にそれほど大きな打撃ではないだろう」と述べた。

 

M8でもレッドとグリーンは燐光、青は蛍光である。出光興産とSFCは、M7に続いてM8も伴にブルー蛍光材料を供給する。出光興産はブルー蛍光で独自技術を保有している。M8では、SFCの供給割合が増えると予想される。

 

SFCは日本の保土ヶ谷化学が株式52%を保有している外国人投資企業である。サムスンディスプレイが投資組合を介して株式の34%を保有している。SFCは昨年165億ウォンの売上、60億ウォンの営業損失を記録した。

 

ドーパントのサプライチェーンに大きな変化がないものと見られる。燐光ドーパントの特許を多数保有している`パテントトロール`の米国のUDCがM7に続いてM8も燐光レッド、グリーンドーパントを供給する。蛍光ブルードーパントも日本の出光興産で変わらないことが分かった。

 

OLED材料の構成は、発光層(EML)と共通の層の間に最適の材料相性を見つけることである。素材業界関係者は、「OLED材料は、所望の光を効率的に発光させる方向に新たに構成されてきた」とし「発光層と共通の層で複数の物質を数回試した後素材の構成が決定される」と述べた。

 

サムスンディスプレイの関係者は、 「新製品に関連する事項は、確認与えることができない」と述べた。