コンシューマーレポート、今年もLG製の有機ELテレビに高い評価


2017年4月28日 UBIリサーチ

コンシューマー・レポートは、LG電子のOLED TVを今すぐ購入する必要が最高の4K TVの1位選定に対し、サムスン電子のQLED TVは10位に選ばれた。

去る16日、米国の消費者専門媒体であるコンシューマー・レポートは、「OLED TVはblackを表現する上で、最も素晴らしいので次元が他の画質を提供することができる」と、今年発売されたLG電子のOLED TV OLED65C7Pが「今すぐ購入しなければなら最高の4K TV(Best 4K TVs to Buy Right Now)」に選ばれた。

コンシューマー・レポートは、OLED65C7Pモデルについて「高解像度と優れた画質、優れたサウンド性能を備えた」と「今年のテストした製品の中で最高のHDR性能を備えており、これより良いTVを見つけることは困難だろう」との評価を下した。

この製品についてコンシューマー・レポートは、歴代最高点である88点を付与した。これは去る11月にLG電子のOLED65G6Pが受けた最高スコアの86点を更新したものである。また、LG電子の2016年OLED TVモデルであるOLED65G6Pは86点、OLED65E6Pは85点で続いた。このほか、OLED55E6PとOLED55B6Pは共同で83点を獲得した。

一方、サムスン電子が今年発売したQLED TVのQN65Q8Cは79点を獲得した。これに対してコンシューマー・レポートは、解像度と画質、サウンドは優れているが、高い価格とバックライトによるblack表現の限界、クラウド現象などが減点要因として作用したと説明した。また、コンシューマー・レポートは、業界関係者の話を引用して、真の自発光QLED TVの発売は3年以上の時間が必要だと付け加えた。

一方、UBIリサーチは「Solution process OLED annual report」を通じ、QLED蒸着材料は、現在商用化されているリン光OLED蒸着材料に比べて不足する寿命と効率の問題、環境にやさしい素子の開発、OLEDに比らべて不足するインフラなどの問題があり、人材の補充や開発費の拡充などの積極的な投資とインフラが構築されていない場合、商用化の時期は遅れると見通した。