サムスン電子から、2017年上半期に折りたたみスマートフォンの発売予想


 

2016年6月10日 UBIリサーチ

 

2017年の上半期にサムスン電子が折り畳み(Foldable)スマートフォンを発売すると予想されるという見通しが出てきた。

 

現代証券のキム・ドンウォンのアナリストは10日、「2017年上半期サムスン電子は、折りたたみスマートフォン発売が予想される」とし「端末のハードウェア上で意味のある形状の変化の開始が期待される」と予想した。

 

特に、2016年にサムスン電子はギャラクシーJシリーズを中心とした中低価格ラインアップをしっかり構築した状態で、来年上半期フォルダブルスマートフォン発売は差別されたプレミアム製品構成の追加で、今後のグローバルスマートフォン市場での競争力をさらに向上する見込みというのが彼の説明だ。

 

今年の第4四半期に、サムスンディスプレイは7世代TV用LCDの生産ラインを売却した後、LCD工場にアップルのOLEDパネルの新規投資を、第6世代フレキシブルOLEDの新規キャパ(生産能力)を増大することが期待される。その理由は、フォルダブルスマートフォンの場合は、最低1回以上の面が折るため、既存のフレキシブルOLED生産キャパが不足して、フレキシブルOLED新規キャパ増大が必要だからである。

 

今後、サムスンディスプレイはLCD生産の比重を大幅に縮小する代わりに、フレキシブルOLED新規キャパの攻撃的な増設を推進する見込みである。したがって、今年第1四半期から開始されたアップル向けのフレキシブルOLEDパネル向けの1次投資は、さらにサムスン電子のOLED二次新規投資につながると予想される。

 

キム・ドンウォンアナリストは、フォルダブルフォンの恩恵が期待される企業としては三星電気、한솔テクニクス(部品)、한솔ケミカル(素材)、テラセミコン、APシステム(製造装置)などを提示した。