サムスンディスプレイ、4Q2021スマートフォン出荷量最高1億2500万台、flexible OLEDシェア50.1%


2022/2/10 UBIリサーチ

 

サムスンディスプレイが2021年に出荷したOLEDのアプリケーションはスマートフォンとウオッチ、タブレットPC、ノートブック、テレビなどである。テレビ用OLEDは4四半期に出荷が始まった。TV向けOLED出荷は2013年に大型事業を中止してから8年ぶりである。

 

サムスンディスプレイの2021年のOLED出荷量は4億8千万台であった。 四半期ごとに見ると、第4四半期が1億3300万台として出荷量が最も多く、次は第3四半期として1億2900万台であった。

 

サムスンディスプレイのスマートフォン用OLED出荷量は4億5600万台で全体出荷量の94.3%である。ウオッチ用OLED出荷量は1400万台で2.9%である。2021年に目立つ成長を遂げた製品はノートパソコン用OLEDであった。 500万台が出荷され、タブレットPC190万台より2.5倍の高い成長を示した。 

 

2021年のサムスンディスプレイのスマートフォン向けの出荷量を四半期ごとに分析してみると、第4四半期に1億2500万台が出荷され、最も高い実績を示している。 第4四半期にはアップルのiPhone用のOLED出荷量が多かったことが要因であった。 2021年のiPhone向けOLEDは1億200万台が出荷され、第4四半期に4540万台がアップルに供給された。 そのため、第4四半期のフレキシブルOLED出荷量割合は50.1%と高くなった。リジッドの割合は46.9%であった。

 

2021年通年でのフレキシブルOLEDとリジッド OLED出荷量はそれぞれ1億9千万台と2億5700万台と集計され、年間出荷量シェアはそれぞれ41.6%と56.5%であった。2021年間の フォルダブルOLED出荷量は877万台であり、出荷量割合は1.9%であった。

 

サムスンディスプレイの2021年の4半期毎の スマートフォン向けのパネル出荷数と内訳
サムスンディスプレイの2021年の4半期毎の スマートフォン向けのパネル出荷数と内訳