チャイナスター、10.5世代工場のT6投資を開始、インクジェットで有機ELパネルも製造


2018.11.18 EL News

 

チャイナスター(CSOT)が2番目の10.5世代工場のT7の起工式を開催した。大型液晶(LCD)TVパネルと同時にインクジェット印刷有機ELパネル(OLED)を量産する最先端工場を建設する。 18日、中国現地メディアによると、チャイナスター(CSOT)は、合計427億元(約7兆ウォン、7000億円)を投入した第二の10.5世代工場のT7起工式を14日に開催した。 

 

チャイナスターのT7は月9万枚の生産能力の規模となる。大部分を大型LCD TVパネルに割り当てた。OLEDのインクジェットプリンティング生産能力は約月1万5000枚〜2万枚レベルと業界は予測した。IGZO(酸化物)のバックプレーンを使用して、インクジェット印刷工程を導入することになる。チャイナスターは、2020年末からT7量産を開始する計画である。 

 

チャイナスターはすでに10.5世代LCD工場のT6を建設している。量産稼動は来年初めに開始する予定である。生産能力は月9万枚である。 BOEが正常に10.5世代を量産したのに続き、チャイナスターも最初の10.5世代ラインT6の稼動を急ぐ。最初の工場の稼動前に、第二の生産ラインの建設に着手して積極的に大型LCD生産拡大の意志を明らかにした。 

 

インクジェット印刷OLEDパネルの生産意欲も強い。親会社のTCLが設立したインクジェットプリンティング研究開発オープンプラットフォームの「Juhua Printing Display Technology」にチャイナスター、天馬、メルク、デュポン、住友化学、カティーバなどが参加している。「Juhua Printing Display Technology」は、インクジェット印刷技術で作られた31インチの4K解像度の開発品を公開するなど、技術力を示している。