デュポン電子・イメージング、韓国の天安に基板用液状ポリイミド専用工場完成


2019.09.18 ET News

 

デュポンがフレキシブルディスプレイ基板用液状ポリイミド(PI)を生産する工場を天安に新築した。

 

デュポン電子・イメージンググループは急速に成長しているフレキシブルディスプレイ市場に迅速に対応するために、フレキシブルディスプレイ基板用液状ポリイミドを製造する専用工場を天安外国人投資産業団地に完成したと18日明らかにした。

 

新築したデュポン液状ポリイミド専用工場は曲がったり折るまたは透明ディスプレイの実装に必須である有色または透明液状ポリイミドを生産することになる。液状ポリイミドリジッド基板素材であるガラスを代替して、さまざまなディスプレイフォームファクタを実現することができる。透明ディスプレイを実現するのにも、透明ポリイミドが必須だ。

 

デュポンは、過去20年間、韓国の研究施設や生産など多方面で現地の投資をした。現在、天安工場では、半導体とディスプレイ分野の先端材料を生産している。京畿道華城研究開発(R&D)センターでは、電子材料の新技術を開発している。今回の液状ポリイミド工場を追加完工して生産と研究など、現地化レベルを高めることになった。

 

ガンサンホデュポン電子・イメージンググループ傘下のディスプレイのグローバル事業部総括社長は「デュポンは、ポリイミドを最初に開発し、数十年の間に市場をリードしてきた」とし「天安工場はディスプレイ市場が集中し、東アジアの生産基地として、今後飛躍的な成長が期待されるフレキシブルディスプレイ市場を主導する基盤を整えるになった」と話した。

 

デュポン電子・イメージンググループが天安に新築したフレキシブルディスプレイ基板用液状ポリイミドの製造工場全景。(写真=デュポン電子&イメージンググループ)
デュポン電子・イメージンググループが天安に新築したフレキシブルディスプレイ基板用液状ポリイミドの製造工場全景。(写真=デュポン電子&イメージンググループ)