モバイル機器用OLEDディスプレイの四半期別での売上と出荷の分析


2022年2月14日 UBIリサーチ

 

2021年第4四半期のスマートフォンとウォッチ用OLEDの売上高は119億ドルで、最大四半期の実績を記録した。 第3四半期に比べ19.7%(QoQ)が高く、昨年第4四半期と比較してみると29.1%(YoY)の高い成長傾向を示した。

 

第4四半期のアプリケーション製品別シェアでは、スマートフォン用OLEDが86.3%であり、foldable phoneは5.5%で前四半期5.8%より0.3%減少した。ウォッチは8.2%である。 スマートフォン用OLEDの売上が急増したため、foldable phoneのシェアが減ったことが分かった。 第4四半期のfoldable phone用OLED売上高は6.53億ドルで、第3四半期5.73億ドルに比べて0.8億ドルが増加した。

 

サムスンディスプレイの2021年第4四半期の売上高は79.3億ドルで、第3四半期の71.6億ドルに比べて7.7億ドルが増加した。 市場シェアは66.7%だ。 最も高い四半期の売上高を達成した。LGディスプレイとBOEも2021年第4四半期の売上高は最も高い実績を達成した。 LGディスプレイとBOEの売上高はそれぞれ18.6億ドルと11.6億ドルで、15.7%と9.8%のシェアを示した。出荷量ではサムスンディスプレイが1.2億個で、LGディスプレイとBOEはそれぞれ34百万個と26百万個と集計された。 出荷量シェアではサムスンディスプレイが55%、LGディスプレイは15.3%、BOEは11.7%となった。