有機EL向けのTADF材料、IMID 2016やSPIEで話題... Cynora、技術力を強調


2016年8月19日 UBIリサーチ


TADF is one of hot issues in OLED industry。(Picture Source:CYNORA)

韓国の済州島で開催されるIMID 2016で、熱活性化遅延蛍光(TADF)技術が今回のOLEDイベントの熱い関心事の一つであると予想される。

Cynoraのような、この分野をリードする企業は、今年の秋のOLED関連イベントで、その技術力を積極的に公開する計画だ。

現在市販されているOLED搭載製品はブルー発光材料の低効率のせいで、ディスプレイのエネルギー効率に限界があるというのが問題がある。

主要ディスプレイメーカーの間でTADF技術は、ブルー発光材料の効率を高めるための代表的な方法として脚光を浴びている。

来る8月23日から済州島で開かれるIMIDと、28日からサンディエゴで開催されるSPIE会議でもこの技術の重要性が浮き彫りにされる予定である。

ブルー材料関連のTADFでリードするCYNORA GmbHは、今回のイベントで、業界を代表して、この技術に関連する情報を発表する計画である。材料開発から精密機械工学に至る内容が用意される。同社は5月、外部量子効率(EQE)が16.3%(100 cd / m2の条件)に至る濃紺材料を開発したと発表した。

これと共に韓国の成均館、日本の九州大学、中国清華大学も今年の秋の会議を通じて、この技術に関連する学術情報を共有する計画である。

一方、9月末サンディエゴで開催されるOLED World SummitでもOLED応用製品の消費電力を改善する技術が重要なテーマの一つであると予想される。