スマートフォンのカメラ穴を隠すUDC技術で、中国メーカの開発が加速


2021年9月28日 UBIリサーチ

 

[朝鮮Biz=ユンジンオ記者]

 

中国最大のディスプレイメーカーのBOEがカメラの穴をディスプレイパネルの下に隠すアンダーディスプレイカメラ(UDC)技術を発表した。中国のスマートフォンメーカーとの交渉を進めるなど、技術開発を加速している。業界初のUDCの商用化に成功したサムスンディスプレイとの技術競争が高まる見通しだ。

 

28日、電子業界と外信によると、BOEは、カメラモジュールをディスプレイパネルの下に内蔵したFDC(Full Display with Camera)技術を披露した。これは、サムスンディスプレイが開発した、サムスンのギャラクシーZフォールド3で初めて適用したUDCと同様の技術である。UDC技術は、普段はディスプレイ全体を画面として使用しているが、カメラを使うときは、モジュール部分のパネルが透明に変わる。カメラの穴が無く、画面全体を活用することができ、新たなトレンドとなっているが、画素密度が低いカメラモジュールの格子柄が見えるので、否定的な評価も出ている。その部分がピクセル密度が低く、内部カメラ画素が400万画素にすぎないということも限界として挙げられる。

 

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BOEのFDC技術は、光を透過させるために画素密度を下げたサムスンディスプレイのUDCとは異なり、画素密度と駆動回路をそのまま維持したのが特徴である。カメラ画素配列方式とレンズ積層最適化設計により透過率を向上させ、画質の劣化を防いだというのがBOE側の説明である。1つの回路に1つの有機EL(OLED)画素セルを駆動して、パネルの下にありながらも高画質を得ることができるというものである。

 

中国のディスプレイの専門メディアである中華液晶網は「BOEがOPPOとFDC技術が融合されたフルスクリーン表示を発表したが、これは競合他社と比較して一歩進んだ技術である」とし「独自開発のアルゴリズムを使用して、差別化された特長を提供できることになった」と伝えた。しかし、BOEのFDC技術は、まだ実装することができるカメラ画素が400万画素程度と低いことが分かった。