ブイ・テクノロジー、OLEDマスクおよび蒸着技術開発に向けた子会社設立とパネルメーカーLumiotecの買収


2018年 2月 9日 UBIリサーチ

 

ブイ・テクノロジーは2月7日OLED用次世代蒸着マスク「ファインハイブリッドマスク(FHM)」の製造および次世代蒸着技術の開発に向け、山形県米沢市に「有機エレクトロニクス事業化実証施設」を設立し、OLED関連製品を開発・製造することを明らかにした。設備投資額は2~3年間で約50億円程度の計画中で、2018年4月に着工を開始し8月に竣工、10月にマスクサンプルの出荷を目指している。

 

ブイ・テクノロジーのFHMは、従来のFMM製造方式とは異なる電気鋳造(Electroforming)方式とノンテンション(Non-tension)構造を採用し、マスクの重さを従来比1/10程度まで下げたマスクである。重さの減少で自重によるマスクのたわみと影の影響(シャドー現象)問題を解決することができた。ブイ・テクノロジーは2017年4月に開催されたファインテック・ジャパン 2017で738ppiのUHDを実現可能なFHMを公開したことがある。

 

またブイ・テクノロジーは照明用OLEDパネルメーカーLumiotecの全株式譲受けについて基本合したと発表した。Lumiotecは日本の照明用OLEDパネル専門会社として、室内照明の他に什器用や展示用など様々なOLED照明を供給している。

 

ブイ・テクノロジーはLumiotecが保有している技術と事業ノウハウが自社グループの発展に貢献すると期待している。株式の譲受けは4月に行われる予定だが、譲渡価格などの情報については非公開となっている。