Visionoxが日本の半導体エネルギー研究所のOLED特許ライセンスを取得


2025年7月15日 WitDisplay

 

7月14日、維信諾(Visionox)は、日本の半導体エネルギー研究所(Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd.、以下「SEL」)と《特許ライセンス契約》を締結する予定であると発表しました。この契約により、OLEDディスプレイ分野に関する特許ライセンスを取得し、グローバル市場におけるOLEDディスプレイパネルおよびOLEDディスプレイモジュールの製造・使用・販売などが可能になります。

 

《特許ライセンス契約》では、維信諾がその子会社(出資・持株を含む)に対してサブライセンスを付与できる権利も明記されています。これにより、合肥維信諾科技有限公司および合肥国顕科技有限公司は、AMOLEDディスプレイパネルの製造事業者として、契約条項と条件に基づく制約を受けることになります。

 

紹介によれば、SELは研究開発および特許ライセンス業務を行う研究機関で、主な事業分野はOLEDディスプレイ、酸化物半導体、充電式バッテリーなどであり、OLEDディスプレイパネルおよびモジュールに関する多数の特許や実用新案を世界各国で保有しています。

 

契約内容によると、SELは維信諾に対し、非独占的・譲渡不可・再ライセンス不可のライセンスを付与し、維信諾はこれを受け入れます。これにより、維信諾はグローバル市場でOLEDディスプレイパネルおよびモジュールを製造・使用・販売・販売の申し出・輸出入・その他の方法で取り扱うことが可能となります。

 

維信諾は、このたびのSELとの特許ライセンス契約が、同社の製品性能の向上に寄与し、革新的製品の研究開発をより迅速かつ効率的に進めることに役立つとし、技術革新から商用化・産業化への円滑な移行が期待できるとコメントしています。