有機EL用(OLED有機材料)

 

● 正孔注入層材料(ホール注入層材料); HATCN(HAT-CN)

2,3,6,7,10,11-Hexacyano-1,4,5,8,9,12-hexaazatriphenylene

 

HATCN HAT-CN CAS: 105598-27-4  HATCN HAT-CN CAS: 105598-27-4  HATCN HAT-CN CAS: 105598-27-4

 

CAS: 105598-27-4

Formula: C18N12

M.W.: 384.27

(注)HATCN(HAT-CN)は医薬用外劇物に当たります。

 

HATCN(HAT-CN)の昇華品純度99.7%以上の品質

輸送費込・消費税別の販売価格(パネルメーカ向けに大量に製造しているので、安価です。ご注文の最小単位は1gです。さらに、別の有機EL材料と同時にご購入いただいた場合は、下記よりも値引きさせて頂きます。)

 

....1g     14,000円/g

...10g      9,000円/g

..100g     7,000円/g

..500g     6,500円/g

..1000g      5,700円/g 

 

HATCN(HAT-CN)をご購入を検討されます場合は、下記までお問い合わせ下さい。大量ロットでのご発注にも対応いたします。

 

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 参考:HAT-CNについて

HAT-CN(2,3,6,7,10,11-Hexacyano-1,4,5,8,9,12-hexaazatriphenylene)は、OLEDディスプレイの蒸着を使用した輸送層において、正孔注入材料または電荷生成層 (CGL) 材料として使用されます。

 

正孔輸送層は、電荷が流れる方向に沿って正孔を輸送する材料で、OLEDディスプレイにおいては、発光層の下に配置されます。正孔輸送層は、高い積層効率や電子・正孔の再結合を抑制するなどの機能を持つことが求められます。

 

HAT-CNは、正孔輸送層において、高い正孔移動率を持ちます。正孔注入材料としてのHAT-CNは、発光層との接合面に近い位置に配置されます。この位置に配置されることで、正孔はHAT-CNから発光層へと効率的に注入されます。

 

また、HAT-CNは化学的に安定であり、蒸着時の加熱や酸素との接触にも強いため、高い信頼性を持ちます。これにより、高品質で長寿命のOLEDディスプレイを実現することができます。

 

以上のように、HAT-CNはOLEDディスプレイにおいて、正孔輸送層の構成材料として使用され、高い正孔移動率や化学的安定性などの特性を持ち、高品質なディスプレイの実現に重要な役割を果たします。