サムスンディスプレイが300万枚を独占供給へ――来年のiPad miniは8.4インチOLEDパネルを採用


2025年11月26日 CINNO Research

 

新型iPad mini、ついにOLED採用へ

韓国メディアのetnewsが報じたところによると、アップルは来年、新世代のiPad miniを発売する予定であり、同モデルはシリーズとして初めて有機ELディスプレイを採用するとみられている。これにより、タブレット市場におけるOLEDの普及がさらに加速する可能性が高い。

 

業界関係者によれば、サムスンディスプレイは来年7月から新型iPad mini向けとなる8.4インチ有機ELパネルの量産を開始する計画だ。このパネルは単層発光構造とLTPS TFT技術を採用することで、高い表示性能を維持しながら製造コストを抑えた設計となっている。サムスンディスプレイが独占供給を担い、年間の供給量はおよそ300万枚に達する見込みである。

 

パネル製造には一定の準備期間が必要なため、新型iPad miniの正式な発表時期は来年の第3四半期または第4四半期になると予想されている。

 

OLED化はiPadシリーズ全体に拡大へ

量産が順調に進めば、iPad miniはiPad Proに続き、有機ELディスプレイを搭載するアップルの2機種目のタブレットとなる。iPad Proはハイエンド製品として高画質志向のユーザーに支持されているが、その価格の高さが市場の広がりを一定程度抑制している。

 

一方、iPad miniは「普及モデル」と位置づけられており、このラインに有機ELを採用することは、アップルがOLED技術の全シリーズ展開を加速させる動きとして受け止められている。

 

さらにアップルは2028年にiPad Airにも有機ELパネルを採用する計画を進めている。専門家は、ハイエンドのiPad Proの成功に続き、より手頃な価格帯のiPad miniが有機EL化されることで、OLED市場全体の需要拡大にも貢献する可能性が高いとみている。