日付:2026年5月21日
出典:News Pim
■ 6K解像度モデルを初投入、Odysseyシリーズを刷新
サムスン電子は2026年5月20日、ソウルでメディア発表会を開催し、2026年モデルの「Odyssey」ゲーミングディスプレイシリーズを発表した。今回の発表では、同社として初めて6K解像度に対応したゲーミングディスプレイを投入し、ハイエンド市場での競争力をさらに強化する姿勢を打ち出した。
今回公開された新製品は合計4機種であり、6K超高解像度に対応する「Odyssey G8(G80HS)」、5K解像度および最大180Hzリフレッシュレートに対応する「Odyssey G8(G80HF)」、4K有機ELモデル「Odyssey OLED G8(G80SH)」、さらに32インチ4K有機ELモデル「Odyssey OLED G7(G73SH)」がラインアップされている。
■ デュアルモードで解像度とリフレッシュレートを両立
フラッグシップモデルである32インチのOdyssey G8は、6K解像度に対応するとともに、「デュアルモード」機能を搭載している点が大きな特徴である。この機能により、「6K・165Hzモード」と「3K・330Hzモード」を切り替えることが可能となり、ユーザーは高精細表示と超高速リフレッシュレートのいずれも用途に応じて選択できる。
また、27インチモデルのOdyssey G8は5K解像度と最大180Hzのリフレッシュレートに対応し、デュアルモードではQHD解像度において最大360Hzの高リフレッシュレートを実現している。これにより、eスポーツ用途から高精細映像体験まで幅広いニーズに対応する設計となっている。
■ 有機ELモデル強化と画質・寿命の最適化
サムスン電子は今回、有機ELを採用したゲーミングディスプレイも複数投入した。Odyssey OLED G8は27インチと32インチの2サイズで展開され、4K解像度および最大240Hzのリフレッシュレートに対応する。一方、Odyssey OLED G7は最大165Hzのリフレッシュレートを備え、高リフレッシュレートモードにも対応している。
これらの新製品には、HDR10+ GAMING、防眩技術、さらにQD-OLED Pentile Tandem構造などの先進技術が採用されており、画質、消費電力、寿命の各面で最適化が図られている。また、DisplayPort 2.1インターフェースやUSB-C給電機能にも対応しており、最新の接続環境にも適合している。
■ 高価格帯市場の成長と競争激化への対応
サムスン電子によれば、世界のゲーミングディスプレイ市場は引き続き成長を維持している一方で、競争は一段と激化している。データによると、同社は前年に売上高ベースで18.9%の市場シェアを維持し、引き続き世界首位の地位を保っているものの、前年度の21%からはやや低下している。
特に、1,000ドル以上のハイエンドゲーミングディスプレイ市場が最も高い成長率を示しており、中国メーカーが高コストパフォーマンス製品で攻勢を強めている状況にある。これに対しサムスン電子は、6Kといった超高解像度、有機EL、HDR技術などの差別化要素を軸に、高付加価値市場での競争優位を維持する戦略を明確にしている。
今回の発表は、単なる製品ラインアップの拡充にとどまらず、次世代ディスプレイ技術によるプレミアム市場の主導権争いにおいて、サムスン電子が引き続き主導的立場を維持しようとする強い意志を示すものといえる。