サムスンディスプレイ、MacBook Pro向け有機EL量産プロジェクトを始動


日付:2026年3月24日

出典:WitDisplay

 

Samsung Displayは、Appleの次世代MacBook Pro向けに、第8.6世代有機ELパネルの量産プロジェクトを正式に開始したと報じられている。今回の動きは、IT用中型ディスプレイ分野における有機ELシフトを象徴する重要なマイルストーンと位置付けられる。

 

第8.6世代ラインの歩留まり改善と量産時期の見通し

 

韓国国内の報告を引用した海外メディアによると、サムスンディスプレイが忠清南道・牙山に保有する第8.6世代有機EL生産ラインにおいて試験生産が行われ、その結果、70%以上の安定した歩留まりを達成したとされる。この水準は量産移行の重要な指標であり、現時点で製造プロセスに大きな問題は確認されていないと評価されている。

 

このため業界では、当初計画通り2026年6月から7月頃にかけて本格的な量産が開始される可能性が高いと見られている。対象となるパネルは、Appleの新型14インチおよび16インチMacBook Proに搭載される予定であり、初期供給量は約200万台から300万台規模に達すると予想されている。

 

一方で、BOEもMacBook Pro向け有機ELパネルの供給網参入を目指して開発を進めているが、応答速度などの主要性能面で要求基準を満たすことに課題を抱えていると伝えられている。そのため短期的には、Appleの中型IT機器向け有機EL市場において、サムスンディスプレイの主導的地位が一層強固になる見通しである。