LG電子、5K有機ELゲーミングディスプレイが即完売 プレミアム需要の急拡大を反映


日付:2026年5月20日

出典:News Pim

 

発売直後に初回在庫が完売、需要の強さを示す

LG電子が投入した新型の有機ELゲーミングディスプレイが、韓国市場で発売直後に初回出荷分を完売したことが明らかになった。AI機能と超高解像度を前面に打ち出したプレミアムゲーミングディスプレイへの需要が急速に拡大していることを示す象徴的な事例といえる。

 

同社は2026年5月15日、公式オンラインストア「LGE.com」を通じて「LG UltraGear evo AI 有機ELゲーミングディスプレイ」39インチモデル(型番:39GX950B)を発売したが、初回販売分はわずか16分で完売した。第1回販売は開始から4分で、第2回販売も12分でそれぞれ用意された在庫がすべて売り切れた。LG電子は追加供給を確保し、翌月中旬に第3回販売を実施する予定である。

 

5K2K解像度とウルトラワイド設計による高い没入感

本製品は、LG電子が年初のCES 2026で世界初公開した5K2K(5120×2160)解像度を採用する39インチゲーミングディスプレイである。21対9のウルトラワイド画面比率と1500Rの曲面設計を組み合わせることで、従来以上に高い没入感を実現している。

 

5K2Kディスプレイは1,100万画素以上を表示可能であり、従来のフルHDと比較して5倍以上、4K UHDと比較しても約1.3倍多くの情報を同時に表示できる。このため、ゲームだけでなくクリエイティブ用途やマルチタスク環境においても高いパフォーマンスを発揮する。

 

LG UltraGear evo AI 有機ELゲーミングディスプレイ 39インチモデル
LG UltraGear evo AI 有機ELゲーミングディスプレイ 39インチモデル

 

第4世代タンデム有機ELとAI機能の進化

本モデルには、第4世代のタンデム構造を採用した有機EL RGB(赤・緑・青)技術が搭載されている。HDRにおける最大輝度は約1500ニットに達し、明るい環境下でも鮮明な表示が可能である。また、国際認証機関であるULソリューションズから、色精度100%水準の「パーフェクトブラック」および「パーフェクトカラー」認証を取得している。

 

さらにAI機能も大幅に強化されており、低解像度コンテンツを自動的に高精細化する「AIアップスケーリング」、音声と効果音を分離する「AIサウンドプロ」、コンテンツジャンルに応じて画質を最適化する「AIカスタム画質」などをサポートしている。これにより、ユーザー体験の質が総合的に向上している。

 

5KミニLEDモデルも投入予定、ラインアップを拡充

LG電子は今後の製品戦略として、16対9比率の5KミニLEDゲーミングディスプレイも追加投入する計画を明らかにしている。この新モデルには「ゼロ・オプティカル・ディスタンス」設計が採用され、ミニLED特有の光のにじみ(ハロー現象)を抑制する。また、米国映像電子規格協会(VESA)のHDR1000認証も取得しており、高い表示性能が期待される。

 

今回の即完売は、単なる新製品の人気にとどまらず、有機ELおよび高解像度ディスプレイを中心としたプレミアムゲーミング市場の急速な成長を裏付けるものとなっている。LG電子は今後もAI技術とディスプレイ技術の融合を進めることで、高付加価値市場での競争力を一段と強化していく方針である。