CES 2026:ハイセンス、新世代RGB-Mini LEDテレビを発表、色域・色制御・色彩管理の三位一体進化で高級ディスプレイの基準を刷新


記事日付:2026年1月6日

出典:趣味科技

 

CES 2026直前に公開された新世代RGB-Mini LEDの衝撃

「これは、私が初めてスクリーンの上で本当に“太陽の温もり”を感じた瞬間だった」。あるユーザーの率直な感想が、ハイセンスのRGB-Mini LEDテレビがもたらす映像表現の力を端的に物語っている。米国現地時間1月5日、CES 2026の開幕前日、ハイセンスは米ラスベガスにおいて新世代RGB-Mini LEDディスプレイ技術を正式に発表した。

 

この技術のパイオニアであるハイセンスは、光源、チップ、色彩管理システムを全面的に進化させることで、テレビの色域を業界最高水準となる110%BT.2020まで拡張した。さらに、光と色を同時に制御する精度を業界最高レベルの134ビットに高め、極めて豊かで純度の高い色再現を実現している。高度な混光演算とエンドツーエンドの色彩管理を組み合わせることで、テレビ画面は「現実と映像の境界を溶かす窓」へと進化した。

 

 

光源・制御チップ・色彩管理の三大進化

従来のMini LEDや有機ELが抱えてきた色再現性、消費電力、視覚的快適性の限界を打破し、大画面時代における視聴体験を一段と高めるため、ハイセンスは1年前にRGB-Mini LEDテレビを世界で初めて量産化した。この革新的技術は、世界のトップ5テレビブランドが相次いで参入する中で、高級テレビ市場を象徴するキーワードとなっている。

 

ハイセンス視像科技の李炜社長は、CES開幕前の発表会で「RGBとMini LEDの融合は、ディスプレイにおける破壊的変革だ」と語り、人の目に限りなく近い“究極のリアリティ”を再現するために、新世代RGB-Mini LEDでは三つの進化を実現したと説明した。

 

第一の進化は光源である。ハイセンスはRGB-Mini LED用の赤・緑・青の三原色発光チップを全面刷新するとともに、新たに天青色の自己発光チップを加えた。これにより、世界初となる「玲瓏(リンロン)4チップ真彩バックライト」構造を実現し、色域の限界をさらに押し広げた。赤、青、マゼンタ、シアンといった光と色の階調表現において、ディスプレイの表現力は新たな領域に踏み込んでいる。このバックライトにより、RGB-Mini LEDの色域は110%BT.2020に到達し、従来のBT.2020における三角形色域は初めて四辺形へと拡張された。これは、最高仕様のQD-Mini LEDと比べて10%、QD-OLEDと比べて18%の向上であり、色彩ボリュームも業界最高となる100%に達している。さらに、独自の五面体パッケージ技術と最適化された色分離アルゴリズムにより、一般的なカラーバックライトで問題となってきた色混じり、色にじみ、色偏りといった課題を克服し、階調断裂や歪みを解消した。

 

第二の進化は、光と色を同時に制御するチップである。ハイセンスが自社開発した「信芯AI画質チップH7」は、制御精度を134ビットにまで高め、数百兆レベルの色差を識別できる能力を備える。玲瓏真彩バックライトの複雑な光制御に対しても、強力な演算性能で高度な混光処理を安定して実行し、暗部から高輝度領域まで豊かな彩度と階調表現を維持する。これにより、従来の有機ELテレビが中輝度域で抱えていた色表現力不足や、QD-Mini LEDが高輝度時に色が白飛びする問題を同時に解消し、全輝度域で高色域を実現した。

 

特筆すべき点として、光源と制御チップの進化により、ハイセンスのRGB-Mini LEDは有害なブルーライトをQD-OLED比で60%、従来型QD-Mini LED比で75%低減し、消費電力も30%削減した。極致の画質を追求しながら、視認性への配慮と省エネルギー性能を両立している。

 

第三の進化は色彩管理である。新世代RGB-Mini LEDの性能を最大限に引き出すため、ハイセンスはプロフェッショナル向け3D LUT技術を活用した全工程色彩管理システムを構築した。エンドツーエンドでの色管理とキャリブレーションにより、コンテンツ制作者の意図を忠実に再現し、FIFAワールドカップではスタジアムにいるかのような臨場感を、AAA級ゲームでは光と影が手の届く距離にあるかのような没入感を実現している。

 

 

業界最強のRGB-Mini LED陣容が市場構図を塗り替える

李炜社長は「ハイセンスのRGB-Mini LEDは競争に参加しているのではなく、全面的に超越している」と語る。テレビの百年史は、人類が真の色を追い求めてきた進化の歴史であり、数値競争に終始するのではなく「色が映像に鼓動を与える」ことが重要だという。その思想のもと、ハイセンスは三つの次元での全工程進化を通じて、映像を“表示する”段階から“息づかせる”段階へと引き上げた。

 

玲瓏4チップ真彩バックライトを搭載した世界初のフラッグシップモデルとなるハイセンスUXシリーズは、「CES 2026イノベーションアワード」を受賞し、2026年3月に中国市場で先行発売される予定である。

 

2025年にハイセンスがRGB-Mini LED技術を初めて市場投入して以降、ディスプレイ業界では「RGBブーム」が巻き起こり、主要ブランドが次々とこの分野に参入した。中国電子視像産業協会が発行した「RGB-Mini LED技術白書」では、真のRGB-Mini LEDには「RGB三色独立Mini LED」と「三次元光制御技術」が不可欠と定義されており、ハイセンスはその要件を満たした上で、さらに4色チップ構造へと進化させ、業界をリードしている。

 

RGB-Mini LEDテレビの開発者であり、推進者、そして先導者であるハイセンスは、世界初の製品投入から1年で、ユーザー洞察、技術開発、サプライチェーン統合を通じて、業界最強クラスの製品群を構築した。UX超フラッグシップ、U7S Pro映像フラッグシップ、E8S映像・ゲーム向けフラッグシップを相次いで投入し、75~116インチの主要サイズを網羅している。2025年のダブル11商戦では、RGB-Mini LEDテレビがオフライン高級大画面市場の半分を占め、その約90%をハイセンスが獲得したとされる。奥維睿沃(AVC Revo)の予測によれば、2026年のRGB-Mini LEDテレビ出荷台数は50万台に達し、高成長を遂げる見通しである。