2025年12月8日 文涛
新本部基地の着工と事業内容
12月7日、合肥ハイテク区において、睿合科技(BOE精電の関連会社)の「テクノロジーイノベーション事業研究開発センター」と「ディスプレイ応用統合製造基地」プロジェクトが正式に着工した。これは睿合科技がディスプレイ応用分野における戦略的展開を大きく前進させるものであり、同社が今後、ディスプレイ産業の製造力強化と技術革新を推し進める重要な基盤となる。
今回着工した新拠点は、合肥ハイテク区の燕子河路と天堂寨路の交差点南西側に位置し、敷地面積は34ムー(約2.3万平方メートル)。総投資額は10億元に達する。主な事業は車載ディスプレイモジュールや光学有機シリコン材料などの研究開発・製造である。プロジェクトがフル稼働した際には、車載ディスプレイモジュール年産300万枚、光学有機シリコン材料180トンの生産能力を備え、年間売上高は12億元を超える見込みだ。これにより、合肥ハイテク区の新エネルギー車関連産業クラスターの競争力が一段と強化されることになる。
BOE精電における睿合科技の位置づけ
睿合科技は2020年7月に設立されたBOE精電の企業であり、同社が推進するイノベーション事業の重要拠点を担っている。超ハイエンド車載ディスプレイ顧客への供給能力に加え、各種産業用途にまたがるディスプレイ市場でも強い競争力を示している。今回着工したプロジェクトは今年9月に合肥ハイテク区との間で正式契約が締結されたものだ。
BOE精電董事長であり、睿合科技董事長も兼務する蘇寧氏は、新基地は単なる生産能力の拡張ではなく、企業の技術革新レベルを引き上げるための拠点であると強調した。将来的には、前沿技術の研究開発、ハイエンド製造装置を用いた製品生産、そして総合的なソリューション提供を統合する重要な基地へ成長させる構想を示した。
研究開発と製造体制の強化
睿合科技の総経理である歩欣氏は、今回の新拠点における機能分担について説明した。テクノロジーイノベーション事業研究開発センターは、ディスプレイ先端技術の研究開発と技術インキュベーションに特化し、将来のディスプレイ応用技術の基盤強化を担う。一方、ディスプレイ応用統合製造基地では、高度に自動化・知能化された生産ラインが構築される予定で、商業ディスプレイ、車載ディスプレイ、産業用操作ディスプレイなど多様な分野に対して、より迅速かつ高品質なカスタム生産・納入を実現できる体制を整える。
プロジェクトが全面的に完成すれば、睿合科技にとって将来の成長を牽引する核心エンジンとして機能し、BOEグループ全体のディスプレイ応用事業の発展を支える拠点となる。