日付:2026年3月27日
出典:ニュースピム(韓国)
Sunic Systemが中国ディスプレイメーカーからマイクロOLED(Micro OLED)向け蒸着製造装置の追加受注を獲得し、2026年の累計受注額が600億ウォン規模を超えたことが明らかになった。中国における次世代ディスプレイ投資の拡大を背景に、有機EL分野の製造装置需要が急速に高まっている。
中国SeeYA向け追加受注、量産拡大を背景に継続発注
2026年3月27日、Sunic Systemは中国のSeeYA DisplayからマイクロOLEDディスプレイ量産用の蒸着製造装置を追加受注したと発表した。契約期間は同年11月20日までとされているが、契約金額については守秘義務により公表されていない。
今回の受注は、これまでの供給実績をベースとした後続発注であり、顧客企業の生産能力拡大および量産安定化戦略の一環と位置付けられている。Sunic Systemはすでに2026年1月にJinan Goerpixel Technologyと約410億ウォン規模、2月にはAnhui Hongxi Weixian Technologyと約206億ウォン規模のマイクロOLED蒸着製造装置供給契約を締結しており、中国市場での受注を着実に積み上げている。
XR市場拡大でマイクロOLED需要が急成長、装置投資も本格化
マイクロOLEDは、超高解像度と低消費電力を同時に実現できる特性を持ち、AR・VR・MRなど次世代XRデバイスの中核ディスプレイ技術として注目されている。特に、世界の大手IT企業がARスマートグラスの商用化を加速させていることを背景に、シリコン基板上に有機ELを形成するOLEDoSパネルおよび関連製造装置への投資が拡大している。
同社関係者は、主要顧客のOLEDoS量産投資計画が徐々に具体化しており、従来のパイロットライン段階から量産設備の本格拡張フェーズへ移行していると説明する。今回の追加受注は、こうした生産能力拡充ニーズを直接反映したものである。また、ARスマートグラス市場が本格的に立ち上がれば、マイクロOLEDの採用は急速に広がり、蒸着製造装置の需要も構造的な成長局面に入るとの見方が示された。
さらにSunic Systemは、有機EL第8.6世代向け蒸着製造装置に加え、OLEDoSやペロブスカイト太陽電池など次世代分野への展開を進めており、事業ポートフォリオの多角化を積極的に推進している。中国を中心としたディスプレイ投資の活発化が続く中、同社の成長戦略が今後の市場動向を左右する重要な要素となりそうだ。