日付:2026年4月28日
出典:ET News
BOEがiPhone 17向け有機ELの量産を再開
中国最大のディスプレイメーカーであるBOEが、アップルからiPhone 17向け有機ELの量産について再承認を受け、生産を開始したことが分かった。BOEはすでに昨年、量産承認を得ていたものの、品質上の問題が発生して生産を中断していた。今回の再承認によって、これまで韓国ディスプレイ企業が優位を維持してきた技術領域に、BOEが再び本格的に食い込んできた構図が鮮明になっている。
2026年4月28日に業界で明らかになった内容によると、BOEはiPhone 17向け有機ELの製造過程で発生していた基板のクラックなどの問題を最近になって解決した。事情に詳しい業界関係者は、BOEが4月中旬ごろに量産承認を受けてすでに生産に着手しており、5月から出荷を始める予定だと説明した。また、これまで問題となっていたパネルはすべて廃棄し、新たに製造したパネルを供給する方針だという。ただし、BOEに割り当てられた供給量はそれほど多くないとも伝えられている。
韓国勢が握ってきたLTPOの壁を越えた意味
BOEはこれまで、サムスンディスプレイ、LGディスプレイとともにアップルのiPhone向け有機ELを供給してきた企業であり、年間ベースではiPhone向け有機EL全体の約15%を担ってきた。ただし、その中心はその年の新型モデルではなく、普及型モデルや旧型モデル、一部新型モデルのリファービッシュ用パネルだった。
BOEは昨年、iPhone 17 Proモデル向け有機ELの量産承認を得ていたが、その後すぐに品質問題が発生し、実際の供給に支障をきたした。BOEが納入できなかった数量については、サムスンディスプレイが補完したとされる。
iPhone 17シリーズからは、全モデルにLTPO薄膜トランジスタ(TFT)が適用された。これはBOEがアップルに有機ELを安定供給できない要因となっていた技術的障壁の一つだった。今回の再承認は、BOEがこれまで韓国ディスプレイ企業の専有領域ともいえたLTPO TFTの量産競争に参加できる段階まで到達したことを意味しており、業界内では警戒感も強まっている。
iPhone 18やフォルダブルiPhoneは韓国勢が主導へ
もっとも、今回の承認は2026年後半に登場する新型モデル、すなわちiPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、そしてフォルダブルiPhone向けの供給とは直接関係がないとみられている。これらの製品に搭載される有機ELは、サムスンディスプレイとLGディスプレイが全量を供給する見通しだ。パネル出荷ベースでは、サムスンディスプレイがiPhone 18 ProとPro Max向けに5000万台分、さらにフォルダブルiPhone向けに1000万台前後を担当し、LGディスプレイはProおよびPro Max向けに約4000万台分を担うと予想されている。
別の業界関係者は、BOEが2026年のiPhone 18シリーズに本格参入するのは難しいとの見方を示した。一方で、LTPOパネルを実際に供給できるという事実自体が、BOEにとって大きな技術的前進であるとも評価している。そのため、中長期的にはアップルのサプライチェーン内部でディスプレイメーカー間の競争が再び激しさを増す可能性が高いという見通しも出ている。
今回の動きは、単なる一時的な量産再開ではなく、BOEがアップル向け先端有機EL市場で再挑戦するシグナルとして受け止められている。韓国勢が依然として最先端モデルの主導権を握っているとはいえ、BOEがLTPO技術の壁を一定程度越えたことで、今後のiPhone向け有機EL供給構図はより流動的になる可能性がある。検索性の高い観点でいえば、「BOE iPhone 17 有機EL 量産再承認」「BOE LTPO TFT アップル供給」「iPhone 18 有機EL サムスンディスプレイ LGディスプレイ」といったテーマで今後の市場動向が継続的に注目される局面に入ったといえる。