日付:2026年4月22日
出典:WitDisplay
韓国のICD、TCL華星と大型契約を締結
4月22日、韓国メディアの報道によると、韓国のディスプレイ製造装置メーカーであるICDは公告を通じて、中国のTCL華星光電(TCL華星)とFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置の供給契約を締結したと発表した。
契約金額は413億871万ウォン(約1.9億元)に達し、これはICDの2025年の総売上高の約20.96%に相当する規模である。契約期間は2026年4月14日から2027年1月25日までとなっており、支払い条件は前払い30%、進捗に応じた中間支払い60%、残金10%という構成である。
今回供給される装置はドライエッチング装置5台であり、TCL華星が建設を進めている第8.6世代の印刷方式有機EL生産ラインに投入される予定である。
第8.6世代有機EL量産へ向けた装置投資が加速
公開情報によれば、ICDが強みとするプラズマドライエッチング装置は、有機ELや液晶ディスプレイの製造プロセスにおいて薄膜のパターニングを行う中核装置である。これらは高精細ディスプレイの製造に不可欠なハイエンド製造装置の一つと位置付けられている。
ICDとTCL華星はこれまでにも複数回にわたる協力実績があり、今回の契約はその関係強化の延長線上にある。現在、TCL華星は第8.6世代有機ELラインの構築を急ピッチで進めており、2027年の量産開始を目標に装置導入を加速させている。
韓国メディアは今回の受注について、ICDにとって販売先の多様化および中国市場でのシェア拡大の流れを継続するものと評価している。これまでICDは、サムスンディスプレイやLG Displayの中国法人、さらにBOEなどともディスプレイ製造装置の供給契約を締結しており、中国市場における存在感を着実に高めている。