掲載日:2026年3月9日
出典:WitDisplay
米国のIT企業であるAppleが、2026年に「MacBook Ultra」と呼ばれる新しいノートパソコンを発表する可能性があると報じられている。この新型モデルはOLEDディスプレイとタッチ操作機能を搭載する可能性が高く、Macシリーズの中でも新たな高級ラインとして登場する見込みである。
この情報は、BloombergのIT記者であるMark Gurmanが執筆するニュースレター「PowerOn」で2026年3月8日に伝えられたもので、Appleが現在新しいMacBookモデルの準備を進めていると報告された。
OLEDディスプレイとタッチ操作を備えた新しいMacBookライン
業界ではこれまで、Appleが2026年第4四半期にM6チップを搭載したMacBook Proを発表するとの予測が広く共有されていた。このモデルにはOLEDディスプレイ、タッチスクリーン機能、さらに軽量化された新しいデザインが採用されると見られていた。
しかしMark Gurmanによれば、この新製品は従来のMacBook Proの後継機ではなく、まったく新しい製品ラインとして登場する可能性が高いという。つまり、最近発売されたM5プロセッサー搭載MacBook ProやM5 Maxモデルを置き換えるものではなく、「MacBook Ultra」という名称の新しい最上位ノートパソコンになる可能性がある。
この製品は既存のMacBook Proを廃止するものではなく、それよりも上位に位置するプレミアムモデルとして販売される見通しである。Appleが新たなブランド名として「Ultra」を採用することで、より高性能で高価格なモデルであることを強調する狙いがあると分析されている。
Appleの製品ライン拡張戦略と価格上昇の可能性
MacBookにOLEDディスプレイが初めて採用される場合、価格上昇の可能性も指摘されている。Mark Gurmanは過去の例として、2017年にOLEDディスプレイを採用したiPhone Xや、2024年にOLEDを導入したiPad Proを挙げている。これらの製品ではOLED採用により価格が約20%上昇したとされており、MacBookでも同様の価格上昇が起きる可能性がある。
また、この新製品はAppleの製品ライン拡張戦略の一環とも考えられている。Appleは最近、599ドルというこれまでにない低価格で「MacBook Neo」を発売し、WindowsノートPCやChromebook市場との競争を強めている。低価格モデルの投入によりエントリー市場を広げる一方で、超高級モデルも投入することで価格帯の幅を拡大し、より細分化された市場戦略を進めている。
この戦略は今後さらに進むとみられている。例えば、約2000ドルと予測される折りたたみ型iPhoneには大型の内部ディスプレイと画面下センサーが搭載される可能性があり、将来的には「iPhone Ultra」という名称で発売される可能性もある。またAppleはAirPods Proより高価格となる新しいイヤホンの開発も進めており、コンピュータービジョンカメラを利用して音声アシスタントSiriに視覚情報を提供する機能を備えるとされている。この製品も「AirPods Ultra」として登場する可能性がある。
Mark Gurmanは、Appleが従来の「MacBook Pro」という名称を維持することも可能だが、「MacBook Ultra」という名称の方が製品のプレミアムな位置付けをより明確に示せると指摘している。そして、この新しいMacBookは2026年後半に発表される可能性が高いと予測している。