「iPhone17に乗って飛躍」──LGディスプレイとLGイノテック、2025年4Qの好業績を予告


発行日:2026年1月24日 /出典:韓国経済紙

 

iPhone17効果と為替追い風で業績改善

LGグループのディスプレイ・部品系中核企業であるLGディスプレイとLGイノテックが、2025年第4四半期(10〜12月)において好調な業績を記録する見通しとなった。両社の最大顧客であるAppleのiPhone17シリーズの販売好調に加え、ウォン安を背景とした為替効果が業績を大きく押し上げたと分析されている。

 

LGディスプレイは1月28日、LGイノテックは1月26日に、それぞれ2025年第4四半期および通期の業績を発表する予定だ。市場では、両社とも前年実績を上回る内容になるとの見方が強まっており、投資家や業界関係者の注目を集めている。

 

金融情報会社エフエヌガイドによると、LGディスプレイの2025年第4四半期の業績コンセンサスは、売上高が7兆2092億ウォン、営業利益が3957億ウォンと予想されている。売上高は前年同期比で8%減少するものの、営業利益は377%増加する見込みで、収益構造の大幅な改善が示されている。

 

2025年通期では、売上高25兆8202億ウォン、営業利益7579億ウォンが見込まれており、2021年以来4年ぶりの通期黒字達成がほぼ確実視されている。

 

有機EL供給拡大とApple依存の強さ

LGディスプレイの業績回復をけん引した最大の要因は、2025年9月に発売されたiPhone17シリーズの販売好調だ。AppleはLGディスプレイおよびLGイノテックの売上において、最も高い比重を占める最大顧客である。

 

LGディスプレイは2025年、iPhone17 Proを除く一般モデル、Air、Pro Maxの3モデル向けに有機ELディスプレイを供給した。供給数量は約4500万台に達したと推定されている。

 

業界関係者は、LGディスプレイの新モデル向け最大生産能力自体が約4500万台水準であり、事実上フル稼働の状態でこの成果を達成したと指摘している。

 

また、スマートウォッチ向け事業の拡大も業績に寄与した。LGディスプレイはApple Watch向け有機ELディスプレイの約80%を供給してきたが、2025年7月に日本のジャパンディスプレイ(JDI)が同事業から撤退したことで、下半期以降は事実上の単独供給体制となった。

 

LGイノテックの光学・通信部品と為替シナジー

LGイノテックは、iPhone向けカメラモジュールを供給する最大の協力会社であり、iPhone17シリーズの全ラインアップにカメラモジュールを供給している。この事業を担う光学ソリューション事業部の売上比率は、全体の約80%に迫るとされる。

 

さらに、同社が主力とするRF-SiP(無線周波数システム・イン・パッケージ)など、モバイル通信向け基板の需要拡大も営業利益の改善に貢献したとみられている。LGイノテックは2025年、基板上に銅柱を形成する「コッパーポスト(Copper Post)」技術をモバイル向け半導体基板に適用し、収益性の向上を実現した。

 

部品販売の好調に加え、高水準の為替レートが重なったことで、両社の業績には相乗効果が生まれた。ディスプレイやカメラモジュールといった主要部品はすべて米ドル建てで取引されており、iPhone17の販売好調によって第4四半期の部品需要が拡大したことが、そのまま好業績として反映された形だ。

 

LGディスプレイ、LGイノテック 2025年第4四半期および通期の予想業績(単位:千万ウォン)〈資料:エフエヌガイド〉
LGディスプレイ、LGイノテック 2025年第4四半期および通期の予想業績(単位:千万ウォン)〈資料:エフエヌガイド〉