2025年7月21日 Display Daily
ヴァレオ(Valeo)は、中国の大手自動車メーカーと最新のパノラミック・ヘッドアップディスプレイ(HUD)技術を統合する契約を締結しました。従来のHUDとは異なり、この新システムはフロントガラス全体の幅にわたって展開され、ナビゲーション、安全警告、インフォテインメントのための拡張現実インターフェースに変貌させます。
この契約は、フロントガラス全面型AR HUDシステムの初の大規模導入のひとつとされており、ヴァレオは2026年までに特定モデル向けの量産開始を見込んでいます。
「ドライバーは、没入感がありながらも気が散らない情報表示をますます求めています。パノラミックAR HUDは、車内ディスプレイの未来です」と、ヴァレオの広報担当者は記者会見で述べました。
この契約は、自動車ディスプレイ技術の急速な進化を反映しており、従来のダッシュボードとミックスリアリティ(複合現実)インターフェースとの橋渡しとなるものです。