2025年8月5日 WitDisplay
UBI Researchの8月5日の報告によると、サムスンディスプレイの第2四半期における中・大型OLEDパネルの出荷量は490万枚に達し、前四半期(310万枚)から58.2%の大幅な増加となった。
製品カテゴリー別では、ノートパソコン向けOLEDパネルが最も多く、250万枚で、第1四半期から2倍以上の成長を記録した。
UBI Researchは、下半期もノートパソコン向けOLEDパネルの出荷は引き続き増加し、今年の年間出荷量は1,000万枚に達する見込みだと予測している。
さらに、アップルのMacBook Proシリーズが来年からサムスンディスプレイ製の二層構造(タンデム)OLEDパネルを採用することで、ノートパソコン用OLEDパネルの年間出荷量は1,500万枚以上に急増する見通しだという。
モニター用OLEDパネルも強い成長を見せている。第2四半期には70万枚を出荷し、前四半期比44%増加。年間では約250万枚に達する見込みだ。
ノートPCやモニター以外でも、車載、タブレット、テレビ向けのOLEDパネル出荷も前四半期に比べてわずかに増加した。
UBI Researchの副社長、韓昌旭(ハン・チャンウク)氏は次のように述べている。
「第1四半期はタブレットとノートパソコンのパネル需要の鈍化で一時的に出荷が減少したが、第2四半期で前年同期並みの水準に回復した。第3四半期以降は、新型iPad Proの発売やDell・HP・Lenovo向けノートパソコンパネルの供給増加により、出荷はさらに増加するだろう。」