2025年9月30日 ET News
APECで初めての実機公開
サムスン電子は10月に慶州で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の会場で、画面を二度折り畳むことができる新型スマートフォン「トライフォールドフォン」を公開する予定だ。
業界関係者によると、サムスンはAPEC会場の展示スペースにこのトライフォールドフォンを出展するという。これまで製品の推測イメージが流出したことはあったが、実機が披露されるのは今回が初めてとなる。
特徴と発売見通し
トライフォールドフォンはインフォールディング(内折り)構造を採用し、耐久性と携帯性を高めたモデルである。二つのヒンジを開けば最大10インチの大画面が広がり、従来のスマートフォンとしての体験とタブレットPCとしての体験を両立できる設計だ。
業界では、サムスンがAPECでトライフォールドフォンを初公開した後、早ければ11月にも正式な製品発売に踏み切ると予測している。初期出荷量はおよそ5万台とされており、これはフラッグシップモデルである「Galaxy S」シリーズや「Galaxy Z」シリーズの規模には及ばず、およそ3分の1の水準にとどまる見込みだ。