蔚来(NIO)、新型ES8を発表 ― 2種類のミニLED車載ディスプレイを搭載


行家说 Display 2025-08-22

 

8月21日、蔚来(NIO)は新型ES8の先行予約を発表した。公式サイトおよびサプライチェーン情報によると、同車にはMini LEDバックライト技術を採用した2種類の大型ディスプレイが搭載されている。具体的には、全長1.4mの「SKYLine デジタルスカイラインスクリーン」と、21.4インチのエンターテインメントシーリングスクリーンである。

 

これに先立ち、智己汽車は新型LS6を正式発売し、シリーズ全モデルにMini LED車載ディスプレイを標準搭載しており、両モデルの発表はMini LEDが中高級スマートカーの標準装備として急速に普及しつつあることを示している。

 

SKYLineデジタルスカイラインスクリーンの仕様

新型ES8の内装はフラッグシップモデル「ET9」のデザインを継承。1.4mにわたるスカイラインスクリーンは、運転席メーターと助手席ディスプレイを統合し、Mini LEDバックライト+QD量子ドット膜を採用している。

 

性能面では以下の通り:

 

・ローカルディミング分割数:1610

・解像度:5K

・輝度:1200nit

・コントラスト比:1,000,000:1

・色深:10bit

・色域:100% DCI-P3

 

 

21.4インチ「天井スクリーン」

天井部に設置される21.4インチのエンターテインメントスクリーンもMini LEDバックライト+QD量子ドット膜を採用。

 

・ローカルディミング分割数:1914

・解像度:3K

・輝度:1000nit

・コントラスト比:1,000,000:1

・色域:100% DCI-P3

 

 

 

サプライチェーンと産業動向

サプライヤー情報によれば、蔚来の第3世代ES8に搭載されるスカイラインスクリーン、中央制御ディスプレイ、シーリングスクリーン、そしてAIアシスタント「NOMI 3.0」は、いずれも「海微HIWAY」が供給している。

 

近年、スマートコクピットやマルチディスプレイ化の流れを背景に、Mini LEDの車載応用は急拡大。行家说Displayの集計によると、2022年以降すでに22車種がMini LEDディスプレイを搭載しており、その多くは中央制御スクリーンやメーターディスプレイに採用されている。