台湾のAUOのTouch Taiwan 2025での展示内容


2025年4月25日 LED Inside

 

127インチのテレビは、現在最大サイズとなる42インチ(正確には41.6インチ)のMicro LEDディスプレイモジュールを42枚接続することで構成され、最大輝度は1,000ニトに達している。側面配線を不要にすることで、これらの42インチLTPSバックプレーンは歩留まりを大幅に向上させている。現在、AUOはこのモデルをHisenseに供給しているだけでなく、韓国のメーカーにもサンプル出荷を行っている。AUO独自のA.R.T.(Advanced Reflectionless Technology)は反射率を最小限に抑え、より深い黒の表現と、その他の色のより鮮やかな再現を実現させている。

 

 

 

AUOの車載コンピューティングソリューションを基盤とするHorizon Image Glassは、ダッシュボード、センターコンソール、助手席ディスプレイを一体化し、パノラマのような統合表示を実現している。このシステムは、乗員に前方の視界を妨げずに提供しながら、走行に必要な情報や統合されたエンターテインメント機能を提供する。また、Foldable Cruise Pilotは折りたたみ式のダッシュボードを備えており、ドライバーが通常走行モードと自動運転モードを自由に切り替えることを可能にしている。ダッシュボードとステアリングホイールは収納可能な設計となっており、ドライバーの空間を広げ、今後の高度な自動運転モードの実現に向けた基盤を構築している。

 

 

Morphing Center Controlは、非アクティブ時にはフラットなスクリーンとして現れるが、起動するとディスプレイがせり上がり、3Dの物理ボタンへと変形して複数の操作モードに対応する。Micro LEDディスプレイの柔軟性を活用することで、人と機械のインタラクションを強化し、運転時の安全性を高めている。