台湾のEnnostarのTouch Taiwan 2025での展示内容


2025年4月25日 LED Inside

 

Ennostarは、市場とソリューションという2つの主要分野を通じて製品を高度化することで、二重の付加価値戦略を積極的に推進している。自動車、先端ディスプレイ、スマートセンシングに加え、光通信や高変換効率のIII-V族化合物太陽電池といった新興分野に対応する高付加価値の「3+1」アプリケーションに注力することで、光半導体産業における競争力を強化している。

 

AIサーバーによる高速光通信モジュールへの爆発的な需要に応じ、Ennostarは短距離・中距離・長距離伝送に対応する光源技術の開発を通じて、光通信市場での存在感を急速に拡大させている。具体的には、低消費電力で10メートル以内の短距離通信に最適なMicro LED、56Gbps PAM4用途に適したVCSEL、そして1.6Tbpsを超える超高速伝送を可能にするシリコンフォトニクス向けCW DFBレーザーダイオードの開発に取り組んでいる。

 

 

Micro LED市場において、Ennostarはエピタキシャル成長からマストランスファーまでを網羅する包括的な技術力を確立し、COW(Chip on Wafer)およびCOC(Chip on Carrier)の両方のサービスを提供している。最終段階のマストランスファー工程(COC 2)におけるエンドマーケット顧客の利便性をさらに高めるために、同社は高歩留まりと優れた均一性を実現する新たなECOC 1一時キャリア設計を導入した。

 

 

また、欧州連合が2026年7月7日以降の新型車にドライバーモニタリングシステム(DMS)の搭載を義務づけたことを受け、関連技術への市場需要が急増している。Ennostarは、運転者の視線への干渉を抑える低赤色光IR LED/VCSELソリューションを提供し、注意散漫、前方不注視、閉眼などの疲労による挙動をより的確に検知できるモニタリングシステムの実現を可能にすることで、運転中の安全性向上に大きく貢献している。