2025年5月16日 The Elec
半導体・ディスプレイ工程用プラズマ装置メーカーであるニューパワープラズマが、個別基準による2024年第1四半期の売上を391億ウォン、営業利益を72億ウォン、当期純利益を56億ウォンとしたことを16日に明らかにした。前年同期比で売上は21%増加した。営業利益と当期純利益はそれぞれ23億ウォン、9億ウォン増加した。営業利益率は18%となった。
ニューパワープラズマは、第1四半期の業績改善について「半導体工程の微細化により、プラズマベースの工程装置の需要が増加した」と説明した。さらに「主力製品群であるプラズマ洗浄装置、無線周波数(RF)電源装置、マッチャー(Matcher)などを安定的に供給することにより、国内外の取引先を拡大していく」と付け加えた。
同社はまた「世界の半導体サプライチェーンが再編されつつある」とし、「グローバルな顧客基盤を中心に受注先の多様化を図り、研究開発と新製品の投入を通じて持続的な成長を目指す」と述べた。
第1四半期の連結基準実績は、売上1082億ウォン、営業利益34億ウォン、当期純利益2億ウォンだった。売上は前年同期比で小幅に増加したが、営業利益は52億ウォンから34億ウォンに、当期純利益は12億ウォンから2億ウォンに減少した。
ニューパワープラズマは「昨年、ウルトラシンガラス(UTG)メーカーのドウインシスを買収し、ディスプレイ産業のポートフォリオを拡大した」とし、「中長期的には半導体以外の産業への進出も模索している」と明らかにした。
第1四半期のドウインシスの実績は、売上96億ウォン、当期純損失14億ウォンだった。ドウインシス・ビナ(ベトナム)の実績は、売上59億ウォン、当期純損失15億ウォンだった。両社を合計すると、売上155億ウォン、当期純損失29億ウォンとなる。
昨年通年のドウインシスの実績は、売上1417億ウォン、当期純利益153億ウォンだった。昨年のドウインシス・ビナの実績は、売上559億ウォン、当期純損失197億ウォンだった。両社を合わせると、売上1976億ウォン、当期純損失44億ウォンとなる。