LGディスプレイへのiPhoneの注文拡大で、坡州E6-3ラインの稼動


2021年6月10日 UBIリサーチ

 

 LGディスプレーが中小型の有機EL(OLED)の生産能力(キャパ)拡大に乗り出す。アップルのパネル注文量が増えたことによる対応である。次世代iPhoneの受注拡大のために薄膜トランジスタ(TFT)技術力も高めている。

 

9日、業界によると、LGディスプレーは試合坡州E6-3ラインの稼動を控えている。これまでLGディスプレーはE6-1とE6-2ラインでスマートフォンプラスチックOLED(POLED)を生産した。キャパは、それぞれ月1万5000万規模である。アップルのサプライチェーンに参加してから、iPhoneの割合が大きくなった。2019年初めには20〜30%水準だった収率を、80%前後に大幅に高めた成果である。