パナソニック、初の4K OLED採用機内エンタメシステム「Astrova」。ユナイテッド航空が採用へ


2023/06/08  PHILE Web、OLED Infoより

 

パナソニック アビオニクスは、独自の機内エンターテインメントシステム「Astrova」を発表した。

 

 

PHILE Webによると、本システムは4K OLED技術を採用する最初のIFE(機内エンターテインメント)ソリューションであると説明。さらに最新のBluetoothテクノロジーによって、高い忠実度の3D空間オーディオを実現し、「乗客に完全な没入体験」を提供するという。

 

またAstrovaについて、ユナイテッド航空およびサウジアラビア航空と導入契約を締結。ユナイテッド航空では2025年より、一部のボーイング787およびエアバスA321に同システムを搭載するとしている。またサウジアラビア航空では最大30機の航空機(エアバスA330に12機、ボーイング777に18機)に搭載予定となる。

 

両航空会社への導入仕様は説明されていないが、Astrovaでは19、22、27、32、42インチという5つの画面ラインナップを用意。いずれも4K OLEDとなっている。

 

またAstrovaを搭載した航空機では、乗客は座席で最大100Wの直流電源を利用でき、タブレットやノートPCなどを急速充電可能。ユナイテッド航空とサウジアラビア航空のAstrova搭載機体についても、同様に最大100Wの電力が使えるとしている。

 

OLED Infoによると、パナソニック・アビオニクスは、エア・カナダが2025年から80機以上の航空機にパナソニックのOLED搭載機内エンターテイメント(IFE)ソリューション「Astrova」を搭載すると発表した。

 

エア・カナダは、パナソニックのアストロバラインをボーイング787-10型機、エアバスA220-300型機、A321XLR機に搭載する。さらに、A321型機にも後付けされる。パナソニックは、システムは同社の4K OLED HDR10+スクリーンを使用すると述べているが、このプロジェクトの画面サイズと構成の詳細は明らかにしていない。