有機EL発光材料の需要は、2028年までに177トンに増加すると予測


2024年4月30日 UBIリサーチ

 

これは、UBIリサーチが最新の「2024年 OLED発光材料レポート」で発表した内容によると、2024年には発光材料の全体の需要が131トンと推定されます。この市場は年平均7.9%の成長率で拡大し、2028年までに177トンの需要になると予測されています。

 

 

レポートによれば、サムスン電子がGalaxy Aのエントリーモデル製品にrigid OLEDを導入することで、従来は減少すると予想されていたサムスンディスプレイのリジッドOLED出荷量が増加し、iPadを含むITデバイスにおけるOLEDの適用拡大に伴い、発光材料の需要量は2028年まで増加すると分析されました。

 

また、OLED発光材料市場の規模も拡大すると予測されています。レポートによれば、OLED発光材料全体の市場は2024年の24億ドルから2028年の27億ドルまで成長する見込みです。

 

その中で、韓国のパネルメーカーのOLED発光材料の購買額は、2024年の14億ドルから2028年の15億ドルまで、中国のパネルメーカーの購買額は、2024年の9.8億ドルから2028年の12.1億ドルまで増加する見込みです。

 

『2024年のOLED発光材料レポート』には、最近iPad Pro OLEDの生産が開始された最新動向や、発光材料の構造とサプライチェーン、パネルメーカーごとの8.6G ITラインへの投資動向、タンデムOLED発光材料の開発動向、高効率および長寿命発光材料の開発動向などが含まれています。