【CES 2024】ハイセンス、サムスン電子の展示をコピー、中国企業の展示が増加


2024.01.10 News Pim

 

9日(現地時間)、アメリカ・ラスベガスで開催された世界最大の電子見本市である 'CES2024' でのハイセンスの展示場。展示場の一部に位置するRollable Laser TV (ローラブルレーザーテレビ')のスクリーンに触れると、直ちにハイセンスのスタッフに呼び止められた。

 

この製品は見た目は有機EL(OLED)や液晶ディスプレイ(LCD)パネルが巻き取られるかのような錯覚を生じるが、実際にはファブリックスクリーンが巻き取られ、プロジェクターのような方法で動作している。

 

今年のCESでは、過去数年間CESに参加していた中国企業が大挙して出展し、TCL、ハイセンスなどがサムスン電子・LG電子の展示を模倣する姿が見られた。

 

1100以上の中国企業が参加...昨年の2倍拡大

 

 

'CES2024'で展示されたTCLブースの車両。[写真=キム・ジナ記者]

 

CESの主催者である米国消費者技術協会(CTA)によれば、今年のCESには合計で1100以上の中国企業が参加しました。去年は500社ほどだった中国企業のCES参加規模が2倍以上に拡大しました。

 

かつて中国企業は、全体の参加企業の約3分の1を占め、積極的にCESに参加していました。特にファーウェイは、CESで最大のブースを設ける一方で、CESのメインスポンサーの一つでもありました。しかし、米中の半導体をはじめとする技術の覇権争いが激しくなり、相互に牽制が強まる中、中国企業のCES参加は急減しました。一方で、今年の展示会では中国企業のCES参加が徐々に回復している様子が見られました。

 

TCLとハイセンスの今年のCES展示で最も目を引くのは、展示会場内で発表された車両でした。世界中でIT技術を活用したモビリティビジネスが将来の注目技術とされる中、世界の電子企業はモビリティ技術を向上させるための取り組みを続けています。TCLとハイセンスもその流れの中で、モビリティ技術を向上させる意欲を示したものと考えられます。

 

◆TCLのマイクロLEDテレビ展示...ハイセンスに登場したローラブルTV?

 

  'CES2024'で展示されたTCLブースのマイクロLEDテレビ。[写真=キム・ジナ記者]

 

TCLブースの正面に展示され、最も目を引いたのは168型のマイクロ発光ダイオード(LED)テレビでした。現在、マイクロLEDテレビはサムスン電子がその主導権を握っているプレミアムディスプレイ製品です。

 

これまでTCLは、マイクロLEDの前段階であるミニLEDテレビ製品を主力として打ち出してきましたが、今回の展示でマイクロLEDテレビを披露することで、プレミアムディスプレイの開発に挑戦状を突きつけたという意味があります。

 

もしTCLが披露したマイクロLEDテレビの技術力が、国内企業が定義するマイクロLEDテレビの画質にまで達していれば、国内企業にとっては脅威となり得ますが、実際にその技術力まで追いついているかは未知数です。

 

◆ハイセンス、3D立体ディスプレイから 'クッキングショー'まで...サムスンと類似

 

  'CES2024'で展示されたハイセンスブースの'Canvas TV'。[写真=キム・ジナ記者]

 

ハイセンスの展示場では、まるでSamsung Electronicsの展示場を訪れたかのような、似たようなコンセプトの展示が行われました。Samsung Electronicsは前日に'First Look 2024'イベントで、立体メガネなしで3Dの臨場感を味わいながらゲームをプレイできる3Dモニターを初公開しました。そしてハイセンスの展示場では、立体メガネなしで臨場感を感じることができる3Dディスプレイが展示されていました。

 

また、Samsung ElectronicsのライフスタイルTV 'The FRAME'に似たハイセンスの 'Canvas TV'も、展示場の一部を埋め尽くしていました。

 

今年のCESでSamsung Electronicsは、7インチLCDスクリーンを搭載した誘導式の新製品 'Ani-Place'を公開し、展示場内で 'Cooking show'を開催しましたが、ハイセンスもキッチンエリアで 'Cooking show'に似た方法で料理をする様子を観客に披露しました。

 

'CES2024'で展示されたハイセンスブースの'Canvas TV'。[写真=キム・ジナ記者]