タブレット向けのOLEDの出荷台数は急成長し、2028年には567%増


2024-03-28 Wit Display

 

UBIリサーチによると、2024年の1200万枚から2028年の2840万枚にまで、タブレットPC用のOLEDパネルの出荷量が急増し、年間平均成長率は24.1%になると予測されています。

 

タブレットPC用のOLEDパネルの出荷量は比較的少なく、2022年には130万枚、2023年には180万枚でした。しかし、今年、AppleがOLEDを搭載したiPadを発売することで、この状況が大きく変化すると予想されています。

 

サムスンディスプレイとLGディスプレイは、iPadなどのタブレットPC向けにOLEDパネルを生産しています。サムスンディスプレイは11インチのOLEDを生産し、LGは12.9インチのOLEDを生産しています。

 

Appleの参入により、UBIリサーチは今年のタブレットPC向けOLED市場(1200万枚)が2023年(180万枚)に比べて567%成長すると予測しています。

 

パネルメーカーは、タブレットPCだけでなく、さまざまなIT製品にもOLEDを積極的に投資しています。

 

サムスンディスプレイが最近8.6世代のIT OLED生産ラインに投資した後、BOEも8.6世代のOLED生産ラインに投資し、LGディスプレイも増資を行い、IT OLED生産ラインへの投資資金を確保し、広州のLCD生産ラインを売却する計画です。

 

UBIリサーチによると、「パネル企業の積極的な投資の影響で、IT用OLED市場はさらに拡大するでしょう」と述べています。