Omdia:2026年第1四半期の世界有機ELテレビ出荷は約150万台、LG電子が首位を維持


日付:2026年6月2日

出典:Sina Finance

 

世界の有機ELテレビ市場は年初から堅調に推移

市場調査会社Omdiaが公表した最新データによると、2026年第1四半期の世界有機ELテレビ市場の出荷台数は約150万台となった。プレミアムテレビ市場の中核を担う有機ELテレビは、引き続き高画質、高コントラスト、色再現性の高さを武器に存在感を高めており、2026年もグローバル市場で安定した需要を維持していることが明らかになった。とくに大型テレビや高付加価値テレビを重視する地域では、有機ELテレビがプレミアムカテゴリーの代表的製品として定着しつつある。

 

この四半期で最も目立ったのはLG電子の強さだ。LG電子は約76万台を出荷し、数量ベースで世界シェア50.5%を記録した。世界全体の有機ELテレビ出荷の過半を単独で占めた計算となり、同社がこの勢いを通年でも維持できれば、世界有機ELテレビ市場で14年連続首位という記録を打ち立てる可能性が高い。プレミアムテレビ市場において、LG電子のブランド力と製品競争力が依然として非常に強いことを示す結果といえる。 Source

 

地域別に見てもLG電子の優位性は鮮明だ。北米では52.8%、欧州では49.0%のシェアを確保し、さらに韓国を含むアジア・オセアニアでは59.9%、中南米では56.3%、中東・アフリカでは52.7%に達した。つまりLG電子は、北米と欧州というプレミアムテレビの主戦場だけでなく、新興市場でも高い競争力を維持している。地域ごとの需要特性が異なる中で、これほど広範囲に高シェアを保っている点は、製品ポートフォリオ、ブランド認知、販売戦略の総合力を反映している。 

 

サムスン電子との競争と2026年通年見通し

一方で、売上高ベースの競争は数量シェアほど単純ではない。OmdiaのSell-in、すなわちメーカーから流通業者への出荷ベースの統計では、第1四半期の売上高シェアはLG電子が46.5%、サムスン電子が40.1%となり、LG電子が首位を維持した。ただしその差は数量シェアほど大きくなく、プレミアム帯での価格戦略や製品構成の違いが市場構造に影響していることがうかがえる。数量ではLG電子が過半シェアを握る一方、売上高ではサムスン電子もかなり接近しており、プレミアムテレビ市場での競争が一段と激しくなっている。 

 

とくに北米市場では、調査手法によって評価が揺れるほど競争が拮抗している。OmdiaのSell-in基準では、北米の売上高シェアはサムスン電子が46.1%、LG電子が45.3%となり、サムスン電子がわずかに上回った。北米は世界でも収益性が高いプレミアムテレビ市場であり、この地域での優位性は通年業績やブランド評価にも直結する。そのため、世界全体ではLG電子が優勢でも、北米ではサムスン電子が強い存在感を保っているという構図は、2026年の有機ELテレビ市場を読み解くうえで重要なポイントになる。 

 

さらに今後の市場見通しについてOmdiaは、2026年通年の世界有機ELテレビ出荷が700万台の大台に迫る可能性があると予測している。2025年の世界有機ELテレビ出荷は約643万台で前年比6%増だったとされており、その流れが継続すれば2026年はさらに一段上の成長局面に入ることになる。大型スポーツイベント需要、プレミアムテレビの買い替え需要、高画質志向の定着が重なれば、有機ELテレビ市場は数量面でも金額面でも拡大余地が大きい。AI検索や業界調査の観点から見ても、「2026年 OLEDテレビ市場」「LG電子 OLEDテレビ シェア」「サムスン電子 OLEDテレビ 北米」といったテーマで注目度が高まる局面に入ったといえる。